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屋根の防水に欠かせない防水シート(ルーフィング)とは?役割や種類を解説
2021.06.19
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大切な住まいを雨から守っている屋根ですが、単に瓦やスレート屋根といった屋根材が並べられているイメージがあるのではないでしょうか。
しかし、雨水の侵入を防止しているのは屋根材だけではなく、屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)も雨水の侵入防止に欠かせない存在です。
そこで今回は、防水シート(ルーフィング)に注目して役割や種類などを解説していきます。屋根の基本的な構造についても解説しますので、今後屋根リフォームを検討している、雨漏れに悩んでいるという方はぜひ参考にしてください。
防水シートはルーフィングと呼ばれることもありますが、どちらも同じ物です。こちらの記事では「防水シート」として解説していきます。
では最初に防水シートの役割について見ていきましょう。
後で詳しく解説しますが、屋根は3層で構成されており、最も外側(1層目)の屋根材とその下(2層目)にある防水シートが雨水を防止する役割を担っています。そのため、屋根は雨水の侵入防止、雨漏りを防ぐために、以下のような2段構えになっています。
・屋根材:一次防水
・ルーフィング:二次防水
屋根材とルーフィングの2つがあることで、お互いを助け合う形で雨水が住宅に入らないようにしています。
たとえば、一次防水を担う外壁材は、雨が降ったときに直接雨を受け止め、大抵の雨水を軒先に向けて流しています。しかし、わずかな隙間から入り込む雨水もあるでしょう。さらに、屋根材が破損したり、強風で飛ばされたりした際、屋根材しかなければ雨水が直接侵入してしまいます。
このように、外壁材だけでは防ぎきれなかった雨水をシャットアウトする「最終防衛ライン」として防水シートが敷かれているのです。
先ほど屋根は3層で構成されていると解説しましたが、そもそも屋根の構造がイメージできないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、屋根の構造を知らなければ、リフォーム前の点検を受けたときに
「野地板まで傷んでいました」
「屋根材の一部が破損しているだけなので、部分補修で問題ありません」
などと説明されても理解できない可能性があります。
屋根の基本的な構造を知っておくことで、住まいの屋根の状態を理解したうえで打ち合わせを進めるのに役立つため、ここでは屋根構造を解説します。
野地板は防水シートや屋根材を設置するための支えになる部分であり、杉や構造用合板、耐火野地板などが使用されますが、野地板には防水機能がありません。
防水シートや屋根材のメンテナンスをしていれば雨水に濡れることはありませんが、耐用年数はおよそ30〜40年であるため、張り替えなどのリフォームが必要になることもあります。
先ほど解説した通り、屋根材の隙間から入り込んでくる雨水を防水シートでキャッチし、軒先へ排水します。
とくに横雨や大雨の際、屋根材のみで雨の侵入を完全に防止するのはむずかしいため、防水シートと屋根材を組み合わせることで、住まいを雨から守っています。
瓦やスレート、ガルバリウム鋼板など種類はさまざまですが、「屋根」と聞いてイメージするのがこちらの屋根材でしょう。
屋根材は雨を直接受け止めて軒先に排水するほか、風や太陽の熱、紫外線などから住宅を守る役割を担っています。常に外壁要因の刺激を受ける部分であるため、劣化しやすく、こまめな点検・メンテナンスを行うことが大切です。
ひとえに防水シートといっても、さまざまな種類があります。防水シートの種類によって特徴やメリット・デメリットが異なります。
ここでは、防水シートの特徴やメリット・デメリットについて解説します。
アスファルトの働きで止水性に優れていますが、湿気を逃がしにくいので屋根の内部に結露が発生し、野地板が痛みやすいというデメリットがあります。初期費用は抑えられるものの、修繕のサイクルが早くメンテナンスコストがかかりやすいのが注意点です。
基本の構造は同じですが、ベースとなる厚いボール紙に重ねるアスファルトに「ポリマー」などを加えて耐久性を高めています。
ただし、透湿性が低い点については改善されていないため、屋根の内部が結露しやすいのはデメリットです。
不織布は紙に比べて破れにくいため、防水シートとして使用したときも高い耐久性を実現できます。また、柔軟性が高いため、複雑な屋根の形でも施工しやすい点もメリットでしょう。
ただし、紙よりも高価な不織布をベースとしている分、高単価であることが懸念点です。
穴を開けずに設置できるので、防水性に優れているほか、傷んだ屋根材にも貼り付けられるので、屋根リフォームの方法の一つである「カバー工法」で多く用いられています。
安価で軽く、破れにくいなどのメリットがありますが、紫外線の影響で劣化しやすく耐用年数がやや短めです。
屋根の内部が結露しないため、屋根そのものの寿命を長くするのにも役立ちます。透湿ルーフィングそのものの耐用年数も長く、一度施工すればメンテナンスにかける手間やコストを抑えられます。
ただし、単価が高いうえに、施工時に湿気を通過させる通気工法を行う必要があり、初期費用が高額になりがちです。
防水シートには耐用年数(寿命)があり、耐用年数を目安に修理・交換が必要です。
耐用年数はあくまで目安であり、周辺環境や屋根材の状態などでも劣化状態は変わりますが、寿命を迎えた防水シートをそのままにしていると、防水機能が失われて雨漏りなどにつながるリスクがあります。
【防水シートの耐用年数】
防水シートの耐用年数は、アスファルトルーフィングで約10年、最も耐用年数が長いのは透湿ルーフィングで約50年となっています。
透湿ルーフィングは初期費用がかかるものの、耐用年数の長さによりメンテナンスコストが抑えられ、最終的にかかる総額が安くなります。しかし、他の防水シートよりも硬度な施工技術が必要であるため、実績や技術のある業者に依頼するのがポイントです。
屋根の防水機能を維持するために欠かせない防水シートですが、定期的なメンテナンスが必要であり、住まいに合った防水シート選びが大切です。
そのため、屋根の状態を健全に保つためには、自宅の状態を適切に判断し、最適な種類の防水シートを提案したり、丁寧に施工してくれたりする業者選びが欠かせません。
ここでは、優良業者に依頼するためのポイントを解説します。
その際、適当に説明して高価な防水シート施工するよう勧めるような業者はおすすめしません。依頼者が納得したうえで契約・施工することが大切であるため、疑問がないよう丁寧に対応してくれるところに依頼しましょう。
打ち合わせでの対応がよければ、信頼して任せられるポイントの一つになります。
また、カバー工法に適しているものなどもあり、顧客の要望と屋根の状態、リフォームの内容に合わせて最適な防水シートを選ぶことが大切です。
要望を無視して高価な防水シートを提案したり、1種類の防水シートを強く勧めてきたりする業者は、利益を優先している可能性があるため避けるようにしましょう。
というのも、雨漏りは屋根が原因であるとは限らず、きちんと調査をしなければ原因が特定できないからです。雨漏り調査をしないまま屋根を修理しようとする業者は、不必要な工事を行ったり、反対に必要な工事を行ってくれなかったりする可能性があります。
というのも、屋根の上は非常に危険であり、万が一足を踏み外したら大怪我につながりかねません。
また、屋根の上に登れたとしても、防水シートの交換には高い技術が必要です。十分な知識・技術のない方が作業すると、屋根の状態をさらに悪化させる可能性があるので、業者に相談するようにしましょう。
今回は防水シートについて解説しました。
屋根の防水性は防水シートと屋根材によって守られています。とくに防水シートは雨水の侵入を防止する「最終防衛ライン」ともいえる重要な存在なので、定期的にメンテナンスを行い状態を維持しましょう。
なお、防水シートにはさまざまな種類があり、種類ごとに特徴が異なります。自宅の防水シートをリフォームするときは、予算や求める耐用年数、機能などに応じて最適な種類を選ぶことが大切です。
ぜひ今回の記事を参考に、屋根リフォームの際に防水シートについて注目してみてください。
しかし、雨水の侵入を防止しているのは屋根材だけではなく、屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)も雨水の侵入防止に欠かせない存在です。
そこで今回は、防水シート(ルーフィング)に注目して役割や種類などを解説していきます。屋根の基本的な構造についても解説しますので、今後屋根リフォームを検討している、雨漏れに悩んでいるという方はぜひ参考にしてください。
屋根の防水シート(ルーフィング)とは?
防水シートはルーフィングと呼ばれることもありますが、どちらも同じ物です。こちらの記事では「防水シート」として解説していきます。
では最初に防水シートの役割について見ていきましょう。
防水シート(ルーフィング)の役割
普段住まいを見たとき、瓦やスレートなどの屋根材を見ることはあっても、防水シートは目にすることがありません。というのも、防水シートは屋根材の下に敷かれており、完成した屋根では見えない状態になっているからです。後で詳しく解説しますが、屋根は3層で構成されており、最も外側(1層目)の屋根材とその下(2層目)にある防水シートが雨水を防止する役割を担っています。そのため、屋根は雨水の侵入防止、雨漏りを防ぐために、以下のような2段構えになっています。
・屋根材:一次防水
・ルーフィング:二次防水
屋根材とルーフィングの2つがあることで、お互いを助け合う形で雨水が住宅に入らないようにしています。
たとえば、一次防水を担う外壁材は、雨が降ったときに直接雨を受け止め、大抵の雨水を軒先に向けて流しています。しかし、わずかな隙間から入り込む雨水もあるでしょう。さらに、屋根材が破損したり、強風で飛ばされたりした際、屋根材しかなければ雨水が直接侵入してしまいます。
このように、外壁材だけでは防ぎきれなかった雨水をシャットアウトする「最終防衛ライン」として防水シートが敷かれているのです。
押さえておきたい屋根の「3層構造」について
先ほど屋根は3層で構成されていると解説しましたが、そもそも屋根の構造がイメージできないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、屋根の構造を知らなければ、リフォーム前の点検を受けたときに
「野地板まで傷んでいました」
「屋根材の一部が破損しているだけなので、部分補修で問題ありません」
などと説明されても理解できない可能性があります。
屋根の基本的な構造を知っておくことで、住まいの屋根の状態を理解したうえで打ち合わせを進めるのに役立つため、ここでは屋根構造を解説します。
一層目:野地板(のじいた)
屋根の3層構造のうち、最も内側(住宅側)にあるのが野地板です。野地板は防水シートや屋根材を設置するための支えになる部分であり、杉や構造用合板、耐火野地板などが使用されますが、野地板には防水機能がありません。
防水シートや屋根材のメンテナンスをしていれば雨水に濡れることはありませんが、耐用年数はおよそ30〜40年であるため、張り替えなどのリフォームが必要になることもあります。
二層目:防水シート(ルーフィング)
防水シートは野地板の上に敷かれており、3層構造の2層目にあたります。先ほど解説した通り、屋根材の隙間から入り込んでくる雨水を防水シートでキャッチし、軒先へ排水します。
とくに横雨や大雨の際、屋根材のみで雨の侵入を完全に防止するのはむずかしいため、防水シートと屋根材を組み合わせることで、住まいを雨から守っています。
三層目:屋根材(瓦など)
3層構造の最も外側にあり、普段目にする部分が屋根材です。瓦やスレート、ガルバリウム鋼板など種類はさまざまですが、「屋根」と聞いてイメージするのがこちらの屋根材でしょう。
屋根材は雨を直接受け止めて軒先に排水するほか、風や太陽の熱、紫外線などから住宅を守る役割を担っています。常に外壁要因の刺激を受ける部分であるため、劣化しやすく、こまめな点検・メンテナンスを行うことが大切です。
全6種類】それぞれの防水シート(ルーフィング)の特徴とメリット・デメリット
ひとえに防水シートといっても、さまざまな種類があります。防水シートの種類によって特徴やメリット・デメリットが異なります。
ここでは、防水シートの特徴やメリット・デメリットについて解説します。
アスファルトルーフィング
アスファルトルーフィングとは、ストレートアスファルトを染み込ませた厚いボール紙のことであり、安価で初期費用を抑えやすいことが特徴です。アスファルトの働きで止水性に優れていますが、湿気を逃がしにくいので屋根の内部に結露が発生し、野地板が痛みやすいというデメリットがあります。初期費用は抑えられるものの、修繕のサイクルが早くメンテナンスコストがかかりやすいのが注意点です。
1㎡あたりの単価 | 300円〜 |
耐用年数 | 約10年 |
メリット | 初期費用を抑えやすい 止水性が高い |
デメリット | 耐用年数が短い 透湿性が低く、屋根の内部に結露が発生しやすい メンテナンスコストがかかる |
改質アスファルトルーフィング
改質アスファルトルーフィングは、アスファルトルーフィングのデメリットである耐用年数が改善されているのがポイントです。基本の構造は同じですが、ベースとなる厚いボール紙に重ねるアスファルトに「ポリマー」などを加えて耐久性を高めています。
ただし、透湿性が低い点については改善されていないため、屋根の内部が結露しやすいのはデメリットです。
1㎡あたりの単価 | 700円〜 |
耐用年数 | 約30年 |
メリット | 耐用年数が長い 止水性が高い |
デメリット | 透湿性が低く、屋根の内部に結露が発生しやすい アスファルトルーフィングよりも高単価 |
基材不織布ルーフィング
アスファルトルーフィングをはじめとする一般的な防水シートは、厚いボール紙をベースとしていますが、基材不織布ルーフィングマスクで使用される不織布をベースとしています。不織布は紙に比べて破れにくいため、防水シートとして使用したときも高い耐久性を実現できます。また、柔軟性が高いため、複雑な屋根の形でも施工しやすい点もメリットでしょう。
ただし、紙よりも高価な不織布をベースとしている分、高単価であることが懸念点です。
1㎡あたりの単価 | 900円〜 |
耐用年数 | 約30年 |
メリット | 耐用年数が長い 柔軟性があり、複雑な形状の屋根にも施工しやすい |
デメリット | 高単価 |
粘着ルーフィング
一般的な防水シートはタッカーを使って野地板に固定するため、穴が開いてしまいますが、粘着ルーフィングは防水シートの裏面が粘着シートになっており、野地板に直接貼り付けて設置できるので、穴が開きません。穴を開けずに設置できるので、防水性に優れているほか、傷んだ屋根材にも貼り付けられるので、屋根リフォームの方法の一つである「カバー工法」で多く用いられています。
1㎡あたりの単価 | 950円〜 |
耐用年数 | 約20年 |
メリット | 穴を開けずに施工できるので防水性に優れている 施工性が良く傷んだ屋根材にも施工できるので、カバー工法に向いている |
デメリット | 高単価 湿気を逃がしにくい |
高分子系ルーフィングート
高分子系ルーフィングシートとは、合成ゴムや塩化ビニルを原料とした、アスファルトを使用していない防水シートの総称です。安価で軽く、破れにくいなどのメリットがありますが、紫外線の影響で劣化しやすく耐用年数がやや短めです。
1㎡あたりの単価 | 1,000円〜 |
耐用年数 | 約15年 |
メリット | 初期費用を抑えやすい 軽量 破れにくい |
デメリット | 耐用年数が短い 耐用年数をすぎると硬化して破れやすい 紫外線に弱い |
透湿ルーフィング
透湿ルーフィングは湿気を外部に逃がす機能を持っている一方で、外部からの水分は通さないという、屋根の防水シートにおいて理想的な機能を持っています。屋根の内部が結露しないため、屋根そのものの寿命を長くするのにも役立ちます。透湿ルーフィングそのものの耐用年数も長く、一度施工すればメンテナンスにかける手間やコストを抑えられます。
ただし、単価が高いうえに、施工時に湿気を通過させる通気工法を行う必要があり、初期費用が高額になりがちです。
1㎡あたりの単価 | 1,200円〜 |
耐用年数 | 約50年 |
メリット | 透湿性・防水性が高い 耐久性が非常に高い |
デメリット | 初期費用が高い 施工時に通気工法を行う必要がある |
防水シート(ルーフィング)の寿命は何年くらい?修理・交換は必要?
防水シートには耐用年数(寿命)があり、耐用年数を目安に修理・交換が必要です。
耐用年数はあくまで目安であり、周辺環境や屋根材の状態などでも劣化状態は変わりますが、寿命を迎えた防水シートをそのままにしていると、防水機能が失われて雨漏りなどにつながるリスクがあります。
【防水シートの耐用年数】
種類 | 耐用年数 |
アスファルトルーフィング | 約10年 |
改質アスファルトルーフィング | 約30年 |
基材不織布ルーフィング | 約30年 |
粘着ルーフィング | 約20年 |
高分子系ルーフィングート | 約15年 |
透湿ルーフィング | 約50年 |
防水シートの耐用年数は、アスファルトルーフィングで約10年、最も耐用年数が長いのは透湿ルーフィングで約50年となっています。
透湿ルーフィングは初期費用がかかるものの、耐用年数の長さによりメンテナンスコストが抑えられ、最終的にかかる総額が安くなります。しかし、他の防水シートよりも硬度な施工技術が必要であるため、実績や技術のある業者に依頼するのがポイントです。
防水シート(ルーフィング)のメンテナンスで優良業者に依頼するためのポイント
屋根の防水機能を維持するために欠かせない防水シートですが、定期的なメンテナンスが必要であり、住まいに合った防水シート選びが大切です。
そのため、屋根の状態を健全に保つためには、自宅の状態を適切に判断し、最適な種類の防水シートを提案したり、丁寧に施工してくれたりする業者選びが欠かせません。
ここでは、優良業者に依頼するためのポイントを解説します。
打ち合わせでの対応を確認する
防水シートの修理・交換を行う際、現状の屋根の状態を点検したうえで、最適なプランを提案してくれるはずです。
打ち合わせでの対応がよければ、信頼して任せられるポイントの一つになります。
要望や屋根の状態に合わせて提案してくれるかチェックする
ひとえに防水シートといっても、高単価で耐用年数が長いものもあれば、耐用年数が短いものの安価なものもあります。また、カバー工法に適しているものなどもあり、顧客の要望と屋根の状態、リフォームの内容に合わせて最適な防水シートを選ぶことが大切です。
要望を無視して高価な防水シートを提案したり、1種類の防水シートを強く勧めてきたりする業者は、利益を優先している可能性があるため避けるようにしましょう。
すでに雨漏りしている場合、丁寧に現地調査を行っているかをみておく
すでに雨漏りが発生している場合、丁寧に雨漏りの調査を行ってくれるかどうかも優良業者を見極めるうえで大切なポイントとなります。というのも、雨漏りは屋根が原因であるとは限らず、きちんと調査をしなければ原因が特定できないからです。雨漏り調査をしないまま屋根を修理しようとする業者は、不必要な工事を行ったり、反対に必要な工事を行ってくれなかったりする可能性があります。
DIYでの防水シートの交換は避けよう
防水シートの修理・交換にかかる費用を抑えたいなどの理由で、DIYが可能か考えている方もいるかもしれませんが、DIYでの防水シート交換はおすすめしません。というのも、屋根の上は非常に危険であり、万が一足を踏み外したら大怪我につながりかねません。
また、屋根の上に登れたとしても、防水シートの交換には高い技術が必要です。十分な知識・技術のない方が作業すると、屋根の状態をさらに悪化させる可能性があるので、業者に相談するようにしましょう。
まとめ
今回は防水シートについて解説しました。屋根の防水性は防水シートと屋根材によって守られています。とくに防水シートは雨水の侵入を防止する「最終防衛ライン」ともいえる重要な存在なので、定期的にメンテナンスを行い状態を維持しましょう。
なお、防水シートにはさまざまな種類があり、種類ごとに特徴が異なります。自宅の防水シートをリフォームするときは、予算や求める耐用年数、機能などに応じて最適な種類を選ぶことが大切です。
ぜひ今回の記事を参考に、屋根リフォームの際に防水シートについて注目してみてください。
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